量子政府論

ツイッターでのひょんな思いつき。

  • 国は土地という差別化財により分裂したとしても完全競争にならない
  • なので国家分裂ではなく国家内部で政府が複数共存する
  • 政府は誰でも樹立でき、政府間での完全競争に落とし込まる
  • 国民は各人の振る舞いによって量子的に帰依する政府とその法律がきまる(量子将棋的な)

結果として「一政府民主主義よりもパレート効率的」となる 。

これを量子政府論と名付けておく。

課題

  • 殺人に関しては被害者の帰依する刑法に従って裁くなどはできるが、サリン製造を許可するような政府が出てくるとテロの未然防止ができない
  • 道路のような公共財はフリーライド対策のために結局は国が税制を決めて税を吸い上げることになる(政府は税金ゼロを謳うことが最適戦略となってしまうから)

現実的には殺人罪などが定義される刑法など低クラスな法律は既存のままで、資金決済法など高クラスな法律でこれをするのが関の山のような気もする。

でも税金と違って「年金のない政府」を選択する余地はある。これは日本には適しているような気もする。

ブロックチェーン

ブロックチェーン関係の現実味のない壮大な妄想は嫌いなのですが、量子的に帰依する政府を収束させるために各人の振る舞いを記録しておく場所としてブロックチェーンを用意し、インセンティブで正しく記録されるよう誘導する(ちけっとピアツーピアのような要領)ことができればこれは現実味のある壮大な妄想になりそう。