ご無沙汰しております。
1月は一切記事書いてませんでした。反省しています。
最近、Apple Pencilを入手したので、お絵描きをしてみました。
Apple Pencilでのお絵描きは思いの外使い勝手がいいので、棒人間の簡単な絵で、今、経済はどうなっているのかということを描いてみたいと思います。
まあコロナ禍なので、こんな感じで「今は積極財政で仕方ない」という意見が大勢になり、政府は経済対策を打ちます。
政府は「本当に困っている人だけに配ろうとするとめっちゃ時間かかる」とのことで、あまり区別することなく救済措置を講じます。
当然ながら、家計の状況それぞれによって、
- それでもカツカツなので節約を余儀なくされる人
- 忙しくなった割に報われなくてお金を使わなくなる人
- お金の使い道がなく暇すぎて途方に暮れる人
いろんな人がいます。
そんな中で「余ったお金を投資にまわそう」と考える人が当然出てきます。
庶民だけどお金に困っているわけではなく使い道がない人から、大富豪まで、考えることは大体同じ。
結果として経済は低迷しているのに株高、資産高になる逆転現象が生まれます。
いつ崩壊?
このような逆転現象ですが、いつ崩壊するのか?という点は多くの方が気になるところでしょう。
予測をすることはできませんが、一つ言えることは、
政府が自ら進んで株価を低迷させることはない
と言うことです。というか実際に日銀が結構前からETF買いをやっていますが、出口戦略は一切出てきません(簡単にいえば日銀が日本の株を爆買いして価格を釣り上げたが、買ったものをどうする?売る?放置?捨てる?といった話に一切進展がありません)。
最も単純(正しいとは違う)な「買ったETFを売る」と言う出口戦略をとれば株価低迷は必至ですし、そんなハードランディング(胴体着陸みたいな感じ)は官僚組織には採ることができないのです(採るべきでもない)。
一言で言えば、経済が低迷してる中で株価を低迷させ、結果として株価も経済も両方低迷させるということはしないという簡単な話です。
この歪んだ構造(経済低迷と株価高騰)が解消されるには
お金が余っている人から、お金に困窮している人に再分配される
ことで達成されるという単純な話ではあるのですが、「政府が放置プレーのまま自動的に再分配が達成される」ということはあり得ませんし、「再分配をあまり考えずとにかくがむしゃらにばら撒いて再分配が達成される」ことも尚更あり得ません。消費性向(所得のどれくらいの割合を消費に向けるかという意味。高所得の方が低く、低所得の方が高い)の高い層(つまり低所得)にお金がいかない以上はインフレにならないので、現状が続けば自動的にインフレになるということもありません(ここは結構大事だと思う)。
逆に、現状お金が余っている人たちのジャブジャブ金余りを保ったまま、現状お金に困っている人たちもジャブジャブ金余りにしてあげると、高いインフレになります。
この高いインフレというのもハードランディングですから、官僚組織には採ることができません(採るべきでもない)。
このような2つのハードランディング(株価・経済両方低迷と、高インフレ)の狭間で、政府が再分配によるソフトランディングを達成するまでにどれくらいの試行錯誤をするのか、どれくらい迷走するのか、という予想が、今後の株価予想のキーの一つとなることはおそらく間違いないでしょう。その予想は、読者皆さんの個々人の判断です。